古着をめぐる日々

古着に魅力されて、20余年。来る日も来る日も自分らしい、一生手元に置いておきたい服をなるべく安く探す、病的な日々の記録。

23年ごし

ヴィンテージ ブームが昔起きたとき、

まだ中学生くらいで、たくさんの雑誌で、

ヴィンテージ デニムが紹介されていた。

そのどれもが高価で、まだ中学生だった私にはとても手が出るようなものではなく、

でも、そのさまざまな色落ちに魅了され、また古のアメリカ文化や映画の情景をイメージさせられる、ヴィンテージ デニムに強く憧れを抱いた。

あれから20年以上たち、迷いに迷い、

遂にジーンズといえばな一本を手に入れた。

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60s 501xx オフセットベルトループ

隠しリベット付き。

 

正直世の有名人や専門家が紹介している

ものに比べたら、状態は悪いし、

穿いて出かけれるようか実用品ではないくらい

ステッチは弱っている。

値段もジーンズに出すようか値段ではなかったが、ここ最近の値上がり傾向の中では

安い方だと思う。

 

でも、穿けない、穿かないだろう

ジーンズにこんな金額、、、バカだバカと

光石研さんが東京古着日和でいっていたようなセリフ口調で、いやいやいや、、ないないない、、、と何度も買う方に気持ちがかたむいても打ち消しては、また気持ちが傾き、、の繰り返し。

 

ただ、最後にこれは昔からの夢を叶えること

なんだなと思った時に、

それって凄いことだよなとふと思い、

購入することにした。

 

お金を出せば叶えられるものを

夢というには、少し違うかとも思うけれど、

やはり昔からいいなぁと、目につくたびに、

手に取るたびに欲しいという気持ちを忘れることはなく、20数年してこれが最後のチャンスかもとおもって購入したことは、

色々感慨深い。

 

これが最後のチャンスかもと思いつつ、

穿ける状態のさらに良いものが、いつか欲しいとデニムバカは死ぬまで治らないのである。